僕が格闘技を始めたきっかけ

僕が格闘技を始めたきっかけ

格闘技を本格的に始めたのは30歳になってからだ。体力に自信があり、根拠のない自分最強説を信じていた僕は、「いつか格闘家になる」という、漠然とした夢があった。かといって、ジムの門を叩くほどの高いモチベーションがあったわけではない。

機会は突然訪れた。当時沖縄で、音楽制作をしていた僕に、フィットネス動画で使用する音楽
の制作依頼があった。A&Wで商談をした後、フィットネスインストラクターの方が、「これから近くの格闘技ジムで、振り付けの撮影をするから来てみないか」と誘ってくれた。そのジムが神風塾だった。

ジムは薄暗い階段を登った場所にあり、刺青の入ったスキンヘッドの大柄な白人が迎えてくれた。強面だが、話すと意外と親切だった。話をするうちに調子に乗った僕は、「僕は格闘技のチャンピオンを目指している」と、自分でも耳を疑うことを言った。「それなら明日から練習においで」と、パトリックが誘ってくれた。その場で軽くミット打ちをし、パンチの基礎を教えてくれた後、帰りがけに黒いマウスピースをくれた。映画でしか見たことのないマウスピースをもらって嬉しかった。

現在自分が開業した格闘技ジムのトップティアでは、初めて来られた方にマウスピースをプレゼントしている。これはパトリックから学んだことだ。

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